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セックスの心臓への影響

セックスの心臓への影響
腹上死という言葉があります。これはセックスの最中に心臓が止まることです。セックスは心臓にどのような影響があるのでしょうか

はじめに

性行為・SEXは心臓に負担がかかります。
そのため「腹上死」という性行為の最中に亡くなることを指す言葉まであります。

実際に性行為での心臓への負担はどれほどか、またどのような人が危険性が高いのか確認しておきましょう

性行為の運動量

性行為の運動量は、その内容によって個人差はありますが、医学的に

「長年連れ添ったカップルの 性交の運動強度は約 3 METs」と言われています。

METs((Metabolic Equivalent)とは運動の強さ、運動強度を表します。
動いていないときのカロリー消費を1METsとして、消費カロリーの計算などに使われます。

代表的なものとして

3METs:とても軽い運動、ボーリング、フリスビー

4METs:早歩き、卓球

5METs:かなりの早歩き、ドッジボールなど

また性行為も常に同じ運動強度ではなく、射精前には2~3METs、射精時にはもっとも運動量が多く3~4METsとなります。

性行為も日常生活の一部であり、運動としてもけして激しいものではありません。
ただ、性行為が通常の運動と違う点は性的刺激により交感神経が活発になることです。

性行為による交感神経の活性化

勃起自体は性的な刺激により副交感神経が作用しますが、射精時には交感神経が作用します。
そして交感神経が活性化すると、通常の運動よりも血圧や心臓への負担が上昇する可能性があります。
そのため、性行為は通常の運動よりも心臓への負担が大きくなりえます。

性行為が心臓に危ない人

性行為は心臓への負担がくるため、もともと心臓病のリスクが高い人は性行為が危険な行為になりえます。

心臓の状態によってリスクは3段階に分けられます。

  • 低リスク

  • 中リスク

  • 高リスク

の3段階です。

低リスク

  • コントロールできている高血圧

  • 2ヶ月以上前の心筋梗塞

低リスクの人は、性行為をしても問題ありません。

中リスク

  • 日常生活程度の運動でも息切れする

高リスク

  • コントロール不良の高血圧

  • 不安定狭心症

  • 2週間位内の心筋梗塞

  • ペースメーカー(除細動器)の埋め込みが必要な不整脈

  • 少し動いただけでも息切れをする

中リスク・高リスクの人は循環器内科で心臓の機能を確認することが推奨されています。

まとめ

性行為は心臓に負担をかけるため、リスクが高い人は循環器内科の受診を検討してください。

また、性行為自体は心臓へ負担をかける一方、バイアグラなどのED治療薬は心臓に良い影響与えます。
ただし、EDの方は心臓や血管が弱っていることもあるので注意をしてください。

【参考文献】
引用:ED診療ガイドライン, Ishikura ED practice 2003/vol.1/no.2.

監修医師:老木悠人