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バリフ(VALIF)について

バリフ(Valif) 20mg
画像引用:ajanta-europe.com

はじめに

「バリフ(VALIF)」というお薬の名前を知っている方は、ED治療薬について色々と調べている方でしょう。
しかし、バリフについて正しい知識を持っているでしょうか。

日本で正規に販売されているED治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類の先発品とそのジェネリック医薬品(後発品)である「シルデナフィル」「バルデナフィル」「タダラフィル」のみです。

「バリフ(VALIF)」は、日本では正規のルートでは入手不可能なため、偽造薬のリスクが高いです
今回の記事を通じて、バリフに対する正しい知識を身につけましょう。

バリフとは

バリフ(VALIF)は、インドのAjanta Pharma Ltd’sという会社が製造元のED治療薬です。
ちなみに、Ajanta Pharmaはバイアグラと同じ効果を持ったカマグラの製造元としても有名です。

バリフは商品名で、医学的な成分名はバルデナフィル(vardenafil)といいます。このバルデナフィルはレビトラと同じ成分になります。

つまり、バリフとレビトラは同じものです。
医学的には同じですが、製造元が違うので商品名が違うというだけです。
たとえば同じりんごでも、青森県産のりんごに「津軽りんご」という名前がつき、中国産のりんごには別の名前がつくのと同じです。

バリフは「インド製のレビトラ」であると言えます。

医学的にはバリフとレビトラは同じものであるので、バリフの効果や副作用について詳しく知りたい方は、レビトラの記事をご覧ください。

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バリフと同一成分のもの

バリフで大切なものは成分のバルデナフィルです。

そして、バルデナフィルがバリフやレビトラといった商品名であるように、その他にも同じ成分で違う商品名のものがあります。
以下がその例です。

  • バルデナフィル

  • バリフ

  • ジェビトラ

  • サビトラ

ただし、商品名は製薬会社ごとにあるため、全てを網羅し切ることはできません。
大切なことは、この中で日本において正規で流通しているものはバルデナフィルのみ、ということです。
(レビトラ自体ももちろん正規流通しています)
日本では「ジェネリックの商品名は成分名にする」という決まりがあるため、レビトラ・ジェネリックはすべてバルデナフィルという名前になります。
そのため、複数の製薬会社がバルデナフィルという商品名で製造しています。

代表的なところとしては、沢井製薬、東和薬品等がバルデナフィルを発売しています。

バリフの問題点

ここまで「日本での流通」ということを何度か繰り返してきました。
つまり、バリフは日本では流通していません
しかし、実際にはインターネットでバリフを入手しようとすれば、手に入れられそうです。

正確に言うと、バリフは日本では「正規」流通していません

どういうことか詳しくみていきましょう。

まず、日本で流通する医薬品はすべて厚労省の認可を得る必要があります。
先ほどご説明したレビトラやバルデナフィルは厚労省の認可を受けたものです。

一方、バリフは厚労省の認可をうけていません。
そのため日本国内で売買することは違法になります。

それでも、日本でカマグラが入手できるのは「個人輸入」という手段です。
個人が私的利用に限定した目的の場合には医薬品を輸入することが認められています。
しかし、海外の製薬会社と直接やりとりをするのは困難なため「個人輸入代行業者」を使うのが一般的です。

そうすると、どうなるかというと

顔の見えない海外の製薬会社 ー> 顔の見えない個人輸入代行業者 ー> 購入者

と、顔の見えない複数の業者の手を渡ることになります。

そして、この時に問題になるのは手元にきたバリフが本物かどうかです。
インターネットでバリフを入手した場合に本物かどうかを確かめる術はありません。

ある調査では日本国内でネットで入手したED薬の35.6%が偽造薬だったというデータがあります。
また、海外に行った際に直接買えば問題ないと思われるかもしれませんが、身近なところではタイ国内で入手したED薬の実に48%が偽造薬でした。
また、これはアジアだけでなく、アメリカやイギリスでもED薬の非正規に流通している薬の偽造薬が多いことが問題になっています。

そもそも先ほどご説明したとおり、バリフはレビトラと同一成分であり、バリフ自体は悪い薬ではありません。
しかし、バリフは本物を入手することが困難なことが問題です。

また、偽造薬の大きな問題としてただ効果がないだけであればまだ幸いです。なかには、偽造薬の副作用から命を落としたという例もあります。

日本の厚労省や各医学会もこの状況を重く受け止めて、医師は患者に偽造薬に注意喚起するよう指導されています。

まとめ

①バリフはレビトラと同一成分であること

②バリフは「インド製のレビトラ」だが、日本では認可されていないこと

③日本で流通しているのは、レビトラもしくはレビトラ・ジェネリック(バルデナフィル)であること

④インターネットで個人輸入により入手できるED薬の約40%が偽造薬であること

さらに付け加えると、偽造薬のリスクが高い個人輸入よりも、正規品のジェネリックの方が安いこともあります。

正しい知識を身につけて上手に医療と付き合っていきましょう。

当院でもレビトラ・ジェネリックをご用意していますので、ご興味のある方はこちらからどうぞ。

【参考文献】
https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2016/2016_11_24_02.html

監修医師:老木悠人