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亜鉛と精力について

亜鉛について
亜鉛は男性用サプリとしてメジャーなものの一つです。具体的に亜鉛にどのような効果があるのかみていきましょう

はじめに

亜鉛は”精力剤”として男性に人気のサプリメントのひとつです。
ドラッグストアや通販、amazonなどで手軽に入手できるため、""精力の向上""のために飲んでいる方も多いです。
しかし、実際に精力剤と聞いても

「具体的にどんな効能があるの?」「EDには効果があるの?」

このような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、亜鉛と精力の関係を中心に、1日に必要な亜鉛の量、亜鉛のサプリについてご説明します。

結論を先に言いますと「亜鉛の服用による性行為への影響はないが、不妊には効果があるかもしれない」です。

詳しくみていきましょう。


亜鉛と精力の関係について

そもそも精力とはなんでしょうか。
実のところ、精力についての医学的な定義はありません
しかし、日常的には主に【勃起力】と【妊娠能力(精液の質)】の2つに分けられます。

次に、これらの2つについて、亜鉛との関係をご説明します。

  • 【勃起力】

結論として、亜鉛は勃起力の改善に効果があるとは言えません。
亜鉛不足の方が亜鉛を服用することで、勃起機能が改善した例もありますが、逆に亜鉛を飲むことで性行為の頻度が減った例もあります。

以上から亜鉛は勃起機能や性行為の能力を改善しません

現在、勃起力の改善で確実なのはED薬しかありません。


少しだけ私たちゴールドクリニックについてお知らせをさせてください。
私たちは「確かな医療を身近に」の理念のもと
ED薬をご提供しています。
オンライン診療(電話診療)で自宅から受診可能で
はじめての方向けのセットもご用意しています
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【妊娠能力】 結論として、亜鉛の服用により精子の運動能が改善され、妊娠可能性を上げることが分かっています。

詳しくは次でご説明します。

亜鉛と男性ホルモン(テストステロン)

亜鉛とテストステロンの関係についてはどうでしょうか。
テストステロンは男性ホルモンの一種であり、生殖機能に関係する重要なホルモンです。

医学的な結論として、亜鉛が不足するとテストステロンの産生量が著しく減少します。そして生殖機能が正常に働かない=性腺機能低下症を引き起こす場合があります。
そのため亜鉛欠乏の方は、亜鉛の服用によってテストステロンが増加します。

ここで注意点は「亜鉛欠乏の方は」ということです。
亜鉛欠乏でない方が亜鉛を飲んでテストステロンの増加に効くという医学的な根拠はありません

また、テストステロンの増加は生殖機能に良い影響を与える=精子が改善するということです。
テストステロンの増加が性的パフォーマンスや勃起力の改善に繋がるわけではありません

以上から「亜鉛が足りていない方が亜鉛を飲むと、テストステロンが増加し、精子が改善=妊娠の可能性をあげる」ということです。

一日に必要な亜鉛

さあここまでで、亜鉛が不足している人には亜鉛が有効ということはわかりました。
では、一日に必要な亜鉛の量はどれぐらいなのでしょうか。

まず、私たちの体内にある亜鉛の量はわずか2g程なのです。
そして厚生労働省の定める推奨量は、一日当たり成人男性で11mg、成人女性で8mgです。

しかし、近年は食事の欧米化や、過食事制限、食品添加物の普及などで、日本人の15~25%の方が亜鉛が不足している(亜鉛欠乏症の予備軍である)と言われています。

ご自身に亜鉛が不足しているかを示すはっきりとした指標はありません。
参考として、亜鉛欠乏症の症状としては、先述した性腺機能低下症に加え、味覚障害、口内炎、脱毛等の症状があります。

症状が強い場合には、「亜鉛欠乏症」は病院を受診して採血で亜鉛の量を測定することで診断できます。

亜鉛のサプリ

では、必要な亜鉛量を摂取するためにどうすればよいのでしょうか。

一番はやはり食事での摂取です。
亜鉛を含む食品としては、ナッツ類、豆類、魚介類(牡蠣など)や動物性タンパク質(肉・魚)が挙げられます。

それでも不足している場合に、食事での”不足分”を亜鉛のサプリで補う形が理想です。

では、サプリでどれぐらいの亜鉛を摂取するのがいいのかというと、先ほど1日あたり男性であれば11mgが必要とご説明しました。
市販されているサプリメントの一般的な亜鉛含有量は一粒当たり10mg程ですので、1錠飲んでいれば食事で1mgだけでも摂取していれば十分ということになります。

ちなみに病院で亜鉛欠乏を治療する場合には、処方薬で亜鉛を一日当たり50mgで補充します。
これは、1日に必要な量に加えて、体に不足している分を補充するためです。
もし根本的に亜鉛が不足している場合には、体の亜鉛を維持する11mgよりも多くとる必要があります。

またサプリを飲む際に心配になるのが、飲み過ぎにならないかという点です。
亜鉛は万が一過剰に摂取した場合には、嘔吐などの症状が出ます。
そのため、それ以上の摂取が困難となるので日常生活を送る上で亜鉛サプリを飲みすぎるということはありません。

では、実際に亜鉛のどのサプリを飲めばいいのか、という点ですが、私たちはDHCをおすすめしています。

サプリの選び方についてはこちら

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どのサプリでもそれほどかわりはないと思っていますが、信頼性などでDHCをおすすめしています。
そのため、もし亜鉛とマカを一緒にしたサプリの方が飲みたいという方であればDHCにこだわる必要はありません。

マカについて知りたい方はこちら

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まとめ

亜鉛の精力に関する効能と、必要な摂取量、そして亜鉛欠乏による影響について、医学的な観点からご説明してきました。
まとめますと、以下の通りです。

【亜鉛の服用による効果があるもの】

  • 亜鉛欠乏の場合に、精子の運動能(精子の質)改善による妊娠可能性の向上

【亜鉛の服用による効果に関して、医学的な根拠が無いもの】

  • 勃起力の改善

【亜鉛欠乏に関しての症状】

  • テストステロン産生量の減少に伴う性腺機能低下症

  • 味覚障害

  • 口内炎

  • 脱毛

「適切な必要量を把握し、食事での”不足分”を亜鉛のサプリで補うことで、亜鉛欠乏を防ぐ」ということが大切です。
正しい知識を身正しい知識を身につけて上手に医療と付き合っていきましょう。

【参考文献】
日消誌  2020:ll7:606-618
J Reprod Infertil. 2018 Apr-Jun; 19(2): 69–81
J. Sexual Medicine VOLUME 16, ISSUE 6, P843-852
J Sexual Medicine| VOLUME 12, ISSUE 11, P2105-2117, JANUARY 01, 2015
亜鉛欠乏症の診療指針 2018(一般社団法人 日本臨床栄養学会)